起立性調節障害、学校の理解①
2025年04月19日

みんな学校はどうしてる?
10年前に比べると少しずつ認知は上がってますが
まだまだ、起立性調節障害はまだ一般的には知られていない為
学校で理解してもらえないと言う声もあります。
当院に来院された方々がどのように学校との付き合いをしているかご紹介します
中学生2年生 A子さん

担任の先生は
起立性調節障害に理解があり
無理をしないよう気遣ってくれましたが
他教科の先生はそうではなく、体育の先生には
「頑張れば出来るんじゃないのか?」
「体調が悪くても参加してる子もいるのに・・・」
と言われることも・・・
Aさんのご両親の対応

ご両親は娘さんの話を聞いて激昂していましたが
冷静に対処する事にしました
病院の先生に相談し、診断書の作成、学校への提出をすることに
幸いにも病院で起立性調節障害のパンフレットを貰う事ができたので、
それも一緒に提出しました。
その後、学校側から対応への説明があり
体育も体調がすぐれないときは見学できるようになったそうです
担任の先生だけでなく、他教科の先生にも理解していただき
学校へ通いやすくなったそうです
小学6年生 B君

学校へ行くことが毎日楽しくて
外で遊ぶことが大好きなだったのに
朝は気分が悪く吐き気、頭痛などがあり
毎朝「今日は行けそう?」と聞かれても
自分でもどうしたらいいのかわからなくて・・・
B君ご両親

学校への出欠の連絡が親としては精神的に負担でした
学校へ電話して担任の先生を呼んでもらい、いなければ伝言を託す・・・
それが毎日でした・・・
学校の対応

今後は登校できる日にメールまたは電話での連絡はどうでしょう
メール連絡になりご両親の負担の軽減になり
学校や家での様子もやり取りできるようになり
お互いに今までよりも理解が深まったそうです
学校との関係
起立性調節障害の子供さんや親御さんにとって
学校の協力は必要不可欠です
まだまだ学校や教師によって
起立性調節障害への認知度の差はあります
安心して教育が受けられるように
保護者と学校側が連携できる関係作りが大切です